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Vol.37 「配置換え」は誰のため?

ゴビーズ通信
【海外ビジネス攻略法】
2013年3月号

こんにちは、ゴビ太郎です。今回は社員の配置換えについてです。中国の人事異動も日本と同じだと考える方は多いかもしれませんが、中国では日本以上に慎重になる必要があります。特に配置(部署)換えには要注意です。なぜなら配置換えを快く思わない人が多いからです。誰でも慣れ親しんだ部署の方がラクなワケで、配置換えをいやがるのは何も中国に限ったことではありませんが、日本と大きく異なる点として、中国では配置換えが労働争議にまで発展するケースが少なくないからです。一般的に、労働契約書には社員の職場と職位を定める項目があり、企業側からの配置換えに納得がいかない社員が「話が違う!」とこの項目を理由に訴えられるケースもあります。法律の専門家によると、労働契約書にない配置換えが理由で労働争議となった場合、企業側の主張が退けられる可能性の方が極めて高いようです。そうは言っても、業務拡大時など、組織改編の際などの配置換えは、企業の成長にとっては必要なコトです。他部署との関係強化、社員の就業機会の確保、社員育成、特定の社員が一つの業務に依存するのを回避するなど……、企業側のメリットも大きいからです。トラブルを極力減らすためのコツは以下の3点だと思います。

労働契約書の文面(内容)に気を配る
社員と話し合い、具体的な内容で互いに同意する
社内できちんと制度化する

それぞれを説明しましょう。まずは。労働契約書は形の残るものですので、後々のもめごとの火種とならないように文面に気を配りましょう。よくある落し穴は「職場・勤務内容に関する記述が明確でない」、「配置換えに関する条項が抜けている」、「附則条項を活用していない」の3点です。詳細は当社HP中、昨年12月セミナー時の動画をチェックしてみて下さい!弁護士の先生が文面の書き方の具体例を話しています。が書面上でのコツであるのに対して、は感情面でのコツですね。社員は会社のコマではありませんから、配置換えの重要性や必要性について、きちん話し合いをして、納得してもらうコトが大切です。日頃から  社員との信頼関係をきちんと築いておくことも大切です。は配置換えを企業側の制度としてきちんと定め  てしまおうというコトです。配置換えは当然のコトなのだという雰囲気を作り上げ、文書にしておけばさらにグッドです。こちらも具体的な書き方は動画をご覧下さい。

日本人は「転勤はサラリーマンの常」と考えますが、決して中国人にとってもそうだとは限りません。配置換えや転勤が、企業の発展のためのものなのだと社員側も理解してもらい、全員が気持ち良く仕事がしたいものです。「企業の発展=社員の能力や待遇の向上」でもあるのですから。当社では、このようなお悩みを少しでも解決できるようにと、弁護士と共同で開催したセミナーの録画動画を配信しています。法的アドバイスや具体的な書類の書き方など、参考になる内容が盛りだくさんです。ぜひ一度ご覧になって下さい。

http://china.gobies.com

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