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Vol.38 就業規則のポイント

ゴビーズ通信
【海外ビジネス攻略法】
2013年4月号

こんにちは、ゴビ太郎です。すっかり春ですね。今回は就業規則のポイントについてです。皆さんの会社にもきっとありますよね?日本では10人未満の会社の場合、就業規則の制定は義務付けられていませんが、中国では必ず制定しなければならないものとなっています。就業規則とはその会社で仕事をする上でのルール。ですから就業規則を見れば、その会社が何を目指し、何をしたいのかを知ることができます。具体的に細部まで内容を定めている会社さんもあれば、重要なポイントのみを定めただけの会社さんまでさまざまですが、抑えるべきポイントは以下のような項目となるでしょうか。

総則…適用範囲、規則の遵守、法令順守、制定改廃など
採用…採用、試用期間、提出書類など
勤務…就業時間、休憩時間、休日出勤、時間外勤務、配置転換・出向、年次有給休暇、業務上疾病休暇など
服務規程…服務心得、秘密保持、就業禁止、私用外出・面会・電話など
賃金…賃金、休暇中の賃金、退職時の経済保証金・医療補助金
安全衛生・災害補償…安全衛生、災害予防、安全衛生規則、災害補償など
教育…教育訓練、教育訓練費用の弁済
退職…退職、定年、予告を要する解雇、予告を要しない解雇、解雇事由となる規則違反、整理解雇、解雇制限、従業員からの労働契約の解除など
賞罰…表彰、制裁の種類・規模、訓戒・減給、出勤停止、諭旨解雇、制裁解雇など

大項目はどんな会社でもたいていは同じですが、その詳細に会社の色が出ます。一般的に従業員が多くなればなるほど内容は細部にわたります。人数が増えれば、ルールを明文化しないと組織としての統制が取れなくなってしまうからです。「ルールが細かいと窮屈で、仕事がしづらい」という意見もあるでしょうが、実はそうでもありません。「大雑把なルールの下で、判断はその場、その人任せ」という状況より、「しっかりルールが決まっていたほうが仕事をしやすい」と感じる人の方が実は多いので、就業規則はできる限り細部まで具体的に制定しておく方が有効的です。経営陣と社員の間で意見が食い違った時も、事前にしっかりとしたルールがあれば、解決しやすいはずです。経営陣と社員の間で問題になる項目は共通することが多く、そのような項目については、特に事前に気を配っておくと良いでしょう。ちなみに社員の利益に影響する項目についての就業規則の変更は、社員側との協議が必要となりますのでご注意を。

なお、社内で問題になりやすい項目や、その問題を予防できる就業規則の書き方、就業規則の変更手順などを、弊社ホームページ上で動画配信中です。ぜひ一度、ご覧下さい。

http://china.gobies.com

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