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Vol.65 What’s「越境EC」?

ゴビーズ通信
【海外ビジネス攻略法】

2015年7月号

こんにちは、ゴビ太郎です。今月はココ2〜3年、日本でハヤっている「越境EC」についてです。「越境EC」とは「インターネットを使った国際間の通信販売」のコトです。今回は特に「日本→中国」の販売に注目してみます。

越境ECについては、実は日本の経済産業省も注目しており、統計データを公表しているのですが、2014年度の日本から中国への販売額はナント6000億円超!かつ前年比155%の伸びなんだそうです!この伸びは更に続き、2018年には1兆4000億円の規模になるのではとの推計まであるのです。その成長を後押しするかのように、中・日両国で仕組みができつつあるのですが、その例が「天猫(Tmall)」や「京東商城」の国際モールです。天猫&京東は、中国のECモール大手2社ですが、それぞれ「天猫国際」、「京東全球購」と呼ばれ、このモール内では海外企業が中国で直接商品を販売することができます。これまでは中国のECモールで商品を販売しようと思えば、中国国内に現地法人が必要でしたが、2014年に天猫国際がオープンし、中国に現地法人がない海外企業でもモール出店したうえでの商品販売が可能となりました。京東全球購は、天猫に続いて2015年4月にオープンしています。

売れるかどうかわからないものを販売するためだけに、中国にわざわざ現地法人を持つコトはリスクが高すぎます。現地法人の設立やその後の経営にはお金がかかりますからね。ですが、これまではそうしないコトには販売権が得られなかったため、たくさんの方がリスクを覚悟のうえで現地法人を設立されてきました。しかし、天猫と京東が中国政府に働きかけて国際モールをオープンしたことで、前述のリスクが軽減されました。中国に法人が不要だというだけでなく、通関の面などでも特別なルールが適用され、一般の貿易の通関に比べて、許可が下りやすかったり、関税が低くなったりします。

また、天猫や京東は大規模な自社組織を活かし、物流面も整備しているため、日本から中国、または中国国内の配送面でも手間が少なくなり、安心の度合いもアップしています。ただし、出店条件に関しては天猫国際のみが公開されていて、それによれば、ある程度の知名度をもったブランド(またはメーカー)か、正規の販売権を所有する会社でなければなりません。料金面では、保証金として2万5千ドルが必要で、その他、年間出店料として5千〜1万ドルが必要となります。少額とは言えませんが、それでも中国に現地法人を設立することに比べれば投資額は少ないと言えるでしょう。ただ、中国での販売リスクが小さくなったとは言え、売れなければ意味がありません。現在はただ「国際モールという販売場所ができた」だけにすぎません。出店したから売れるワケではないのです。どのような商品が売れそうなのか、売れるには何をすべきかなど、このあたりに関してはしっかり戦略を立てて臨む必要があるのです。ゴビーズでは、パートナーである上海TUさんと協力体制を取って、日系企業様の中国ECモール出店をサポートいたします!国際モールであれ国内モールであれ、天猫&京東などへの出店をお考えの方はぜひご相談ください。日本の良い商品を中国でも広めていきましょう!

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