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Vol.63 業界の巨人—「百度」

ゴビーズ通信
【海外ビジネス攻略法】

2015年5月号

こんにちは、ゴビ太郎です。今回は中国のインターネット業界の巨人— —「百度(Baidu)」について、そのサービス内容と活用例などを改めてご案内してみようと思います。「巨人」たる所以は、その数字が物語っています。検索エンジンとして公表されている数字を見てみましょう。

1日のPCユーザー数 約5.9億人

1日のモバイルユーザー数 約4.6億人

1日のページビュー 約60億PV

1日の平均検索回数 約25億回

国内検索シェア 1位(68.3%)

中国のインターネット利用者数は6.5億人と言われているのですから、この数字を見る限り、「百度」の市場占有率の高さに驚かれることと思います。ちなみに日本最大のポータルサイトである「Yahoo!JAPAN」で、1日のページビューは平均約20億PV。「Yahoo!JAPAN」の数字が多数あるサービス全てのページビューの合計であるのに対し、「百度」の数字は検索サービスのみのものですから、かなりの巨人ぶりです。

「百度」の主な収益は広告収入です。中国最大のインターネットメディアとしてのブランドを活かし、広告枠を企業に提供し、その枠代(広告掲載場所代)を収入としています。他の多くのインターネットメディアと同じビジネスモデルです。広告の種類としては、「Google」や「Yahoo!JAPAN」などと同じく、リスティング広告、アドネットワーク広告があり、これらの広告を合わせて活用すれば、中国ではインターネット利用者の95%以上の目に留まる広告展開が可能と言われています。しかもこれらの広告はクリックされて初めて費用が発生する課金型なので、広告を出す側からすれば費用対効果の高い広告と言えるでしょう。

ただし、クリック数が多くても、その後の商品購入やサービス利用などにつながらない限り、意味がありません。そのためにインターネット広告を出す際に、クリック先となる自社のホームページは非常に重要だと言えます。インターネット広告で興味のありそうな人を集め、自社ホームページへ誘導し、自社ホームページ内で商品・サービスについて詳しく案内し、問い合わせ、または購入につなげる— —というのがWebマーケティングのセオリーです。

「百度」の広告をうまく活用した例として、今年2月の春節時の中国人旅行者による日本国内での「爆買」が挙げられます。「百度」で広告を出し、クリック先で商品のクーポン券を表示し、クーポン券を印刷して持参してもらうことで集客増加につなげるといったやり方が、多くの小売店で行われました。ドラッグストアや家電量販店、百貨店などがこの手法により多くの中国人客を集めたと言われています。これは日本での成功事例すが、中国国内でも百度広告を活用する方法はたくさんあります。

ゴビーズでは「百度」を含め、中国・日本の両国において、インターネットをビジネスで活かすための情報収集と実験に力を入れています。インターネットを上手に利用することで、販売促進、採用促進、作業効率化など、業務のお役に立てられます。みなさんの会社でも仕事でインターネットを活用していきたい等のご希望がございましたら、ぜひ一度我々にご相談ください。

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