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Vol.54 日本人を現地採用する意味

ゴビーズ通信
【海外ビジネス攻略法】

2014年8月号

こんにちは。ゴビ太郎です。中国で働く日本人は、❶「駐在員」(日本法人からの派遣・出向)、❷「現地採用者」、❸「起業家」の3つのうちのいずれかのハズです。❶「駐在員」が最も多いでしょうし、❸「起業家」は自分たちで会社やお店を立ち上げて経営している人たちです。そして今回は❷、中国国内で企業に採用されている日本人— —「現地採用者」を取り上げます。

日系以外の企業なら、日系企業や日本人を対象とした営業面でのメリットが期待できます。日系企業が駐在員以外に日本人の現地採用者を雇用している場合のメリットは2点です。まずは「コスト面」。現地採用者の給与は、駐在員と中国人社員の中間ぐらいで、駐在員より低いコストで日本人を雇用できます。次に「環境への順応性」。中国での生活が長く、中国語もペラペラ。生活環境や習慣に順応している人が多いので、例えば通訳をつけたりなどという気遣いや出費が不要です。

年代別としては、20代後半〜30代前半の「若年層」」と、50代以降の「シニア層」の2つに大別できます。前者では「日本で就職経験があり、20代半ばくらいで思いも新たに中国へ語学留学で渡航、その延長として中国で就職した」という流れが一般的なようです。独身の人が多く、待遇よりも経験ややりがいを重視する傾向にあります。一方後者は、長年の経験を活かし、新たに活躍したいと考える年配の方々。多くの人が中国で(または中国と)仕事をしてきた経験があります。中国が「世界の工場」と言われていた時代にバリバリと働いていた世代で、エンジニアや工場管理者が多いようです。子どもたちも成長して手を離れ、生活費もそれほどかからなくなったので大好きな中国でもう一度活躍してみたいと志す人たちも多いようです。働き盛りの30代後半〜40代後半の層は、家族がいる場合も多く、よほどの条件でない限り、現地採用は難しそうです。企業側としては、以下のような活用方法が考えられます。

 ❶中国国内での営業活動(若年層) 
→語学能力、俊敏性、行動力の高さが武器
 ❷工場などでの管理(シニア層)
→品質管理、生産管理、マネージャー職に適任

現地採用者は、自らの意志で中国に来ており、帰任というキャリアがないために、中国へのコミットメントの高さは非常に高いものがあります。現地化の推進が叫ばれる現在、その過程の一つとして、中国で日本人を採用するという選択肢はもっと活用されて良いのかもしれません。

ボクたちゴビーズでは、提携している人材会社の協力のもと、日本人の現地採用を支援する業務も行っています。中国での人材市場の状況等について詳しいご案内もできますので、興味のある方はご連ください。

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