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Vol.27 部活と組織マネジメント

2012年8月13日発行

ゴビ太郎です。

前回のオリンピックネタに続いて、スポーツネタ。
今回は部活について。

日本では中学校、高校と部活動がある学校が多く、
田舎のほうでは強制的に何かしらの部活動に参加しなければ
ならない学校なんかもあるよね。

かくいうボクが育った地域もそんな感じの地域で、
ボクの母校を含め周辺の学校では部活動への参加が
義務付けられていました。

みんな好き嫌い別にして何かしらの部活に入らなければ
ならなかったわけですね。

大半が運動部で、子供たちは中学、高校とそれぞれの3年間を
何かしらのスポーツを行いながら過ごすわけです。

中学も高校も学校対抗の大会が全国的に組織されていて
全国の学校の部員たちがその大会で一つでも上にいけるように
毎日トレーニングに励みます。

中学校の場合は全国中学校体育大会(全中)、
高校の場合はインターハイを目指すわけです。

高校では、野球部は甲子園、サッカー部は国立競技場、
ラグビー部は花園を目指すわけです。

このような仕組って、実は中国には無さそうなんですよね。
少なくとも部活動っていう概念は無さそうです。

どちらかと言ったらスポーツ少年団のよう感じで、
やりたい人が学校とは別の組織でチームを作って行う感じ。

中国ではスポーツは基本的に楽しむためのものであって、
勝つためにやるものではないんだよね。

ある人の話では、勝つためにスポーツをしている人は、
それしかできない人たちだ、なんて話も聞いたことがあります。

つまり勉強ができない人たちとかが、
やることなんだって。

で、ここからが今回ボクが言いたいことなんだけど、
この日本の部活動って、社会人になってからの仕事のやり方に
かなり影響があるような気がするんだよね。

よく日本人は中国人と比較して、「教育が好き」で
「チームワークを大切」にするなんて言われるけど、
中学、高校での部活動教育が結構影響しているように思えます。

体育系の部活を経験したことがある人だったら分かると思うけど、
部活での取り組み方って社会人での会社での取り組みと近いよね。

具体的にはこんな点。

1. 先輩が後輩を指導
中学、高校とかの年代は1歳違うと体つきも経験も大きく異なります。
そんで、大会は学校対抗だから、自分のチームのことを考えると
当然先輩は後輩を指導してチーム力を上げることになる。

部員たちもみんな1年生から2年、3年と学年が上がっていくに連れ
後輩指導は当たり前のこととして自覚するようになる。

2. 日々の努力
スポーツでテッペン取るのって毎日トレーニングしないと
取れないんだよね。

どんなに生まれつき才能ある人でも、
努力しないで勝てるほど世の中甘くない。

だから毎日毎日数時間練習するわけだ。
苦しくても我慢して。

こういう努力の習慣も部活で養えるよね。
そして当然勝った時の喜びも。

3. チームワーク
団体競技になると当然チームワークが必要になってくる。
どんなに一人の能力が高くてもチームの息が合わないと
勝負に勝てない。

そのため、チーム内での自分の役割を見つけ出して
チームに貢献することを第一に考える。

「一人はみんなのために、みんなは一人のために」ってやつだ。

と、まぁ、ちょっと考えただけでもこういう点が
仕事の仕方にも関わってくるように思えるわけです。

で、中国には部活がないということで、
若い時のこういう経験がないわけですね。

別に良い悪いじゃなくて、日本と中国では、
こういう面を見ても人間が育つ時の背景が異なっている
ということを言いたいわけだ、ボクは。

そんな中国人の人に、体育会系の作法を仕込むのは
一筋縄ではいかないってことです。
純粋な10代でさえ、中学、高校と6年間くらいかかって
身に付けていくこと。
大の大人に身に付けてもらう苦労は容易に想像できるでしょう。

そもそもそういう部活的方法を仕込もうとする事自体が
適切かどうか考える必要があるってことなんだよね。

中国での組織マネジメントではこういうことも
考える必要があるかもね。

いやいや、大変だ。

というわけで、オリンピックからスポーツつながりで、
今回は「部活」をテーマに中国での組織マネジメント
について意見を書いてみました。

それではまた来週!

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