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Vol.7 外国人が聞きやすい日本語の話し方

2010年10月14日発行

こんにちは、ゴビ太郎です。10月初旬国慶節で1週間仕事を休んだら、何だか1週間分仕事がたまったような気がします。
日本との仕事が結構あるためある程度は仕方がないのですが、1週間分の仕事を処理するのは結構大変です。
がんばらねば。

さて、今回は、いくつか持っているボクのブログの中などでこれまで何回か書こう書こうと思っていてなかなか書くチャンスがなかったテーマについて書いてみます。

それは「外国人が聞きやすい日本語の話し方」です。

ボクは自分で言うのもなんですが、中国人から「あなたの日本語はとても分かりやすい」とよく言われる日本人の一人です。
カタコトの日本語しか話せない中国人と長く付き合ううちに自然と会得した話し方なのですが、いろいろと応用が利きそうなので一度その理由を分析してまとめておこうと思っていました。

これから外国人と交流するかもしれない日本人の方々や、外国人になぜか自分の日本語がうまく伝わらなく悩んでいらっしゃる方々のためにも、ここで方法をおさらいしておけば今後何かと役に立つと思います。

日本から来る出張者が現地の人と日本語で話しているのを聞いて「あぁ、この話し方じゃぁ通じないよなぁ」と感じた場合など、さりげなく教えてあげると株が上がるかもしれませんね。

と言うわけでボクが思うコツは以下のとおりです。

① 論理的に話す

最初のポイントがこの内容で意外に思われるかもしれませんが、結構大事だと思います。
筋道を立てて話してあげないと結局何言っているのか相手に伝わらないんですよね。
話す前にある程度頭の中で論理性を持たせることが必要です。
三段論法くらいがちょうどいいですかね。
「これはこう。それでこう。だからこう。」とテンポよく話してあげるとよく通じます。

②簡単な言葉で話す

レベル的には小学生低学年くらいの語彙で話すのが良いと思います。

日本語を教えている人の話によると「語彙コントロール」と言って日本語の指導方法を学ぶときに学習するようです。日本語の先生たちは学習者のレベルに応じて使う言葉をコントロールするようですが、私たち素人はとりあえず小学生が理解できる言葉で話せば十分だと思います。

もちろん、カタカナ英語(和製英語)はできる限り避けるべきです。カタカナ英語は日本語の教科書に出てくる量が少ないため、日本語習いたての外国人はほとんど理解できません。カタカナ英語を話すくらいなら直接英語でがんばって会話したほうが通じると思います。

③ 短い文で話す

重文や複文ではなく、単文で話すほうが相手にとって聞き取りやすくなります。単文を連発するわけですから当然間には接続詞が入り、その使い方が重要になります。

ここでも①の論理性が必要になるわけですね。接続詞は上手に使ってあげないと、逆に相手を混乱させる原因にもなってしまいます。やってみると分かりますが、短い文で話すというのは意外と難しいものです。要点や結論を端的に話す力なども要求されるかもしれません。

④ ゆっくり話す

外国語を勉強したことがある人は分かると思いますが、どの言語でも話されるスピードは聞き取りに大きく影響します。話すスピードが遅いほうが聞き取りやすいのは言うまでもありません。というわけで、外国人と話すときは意識して話すスピードを落としてあげると親切です。

⑤ 大きな声で話す

これもスピード同様どの言語でも同じだと思いますが、小さな声だと聞き取りにくくなります。できる限り大きな声で話すように心がけてみましょう。

⑥ はっきり話す

活舌(かつぜつ)よく話すというのが一つですが、これは訓練でもしない限りなかなか良くならないようです。

そこで、活舌を良くする方法は他の学校などに任せるとして、ここではもっと簡単にできることをお伝えします。

「っていうか」や「んなこと」、「そんで」のような省略言葉をできる限り使わないことです。
ひらがな一つ一つをはっきり話してみましょう。

特に最初の一文字目を意識してはっきり話すと良いかもしれません。また、「えー」とか「そのー」などのような雑音も、本来の内容に集中できなくなってしまうので、できる限り避けるようにしてみましょう。

⑦ 必要なことだけ話す

状況にもよると思いますが、最初のうちは意志を疎通させることに集中して、余計なことは話さないほうがいいかもしれません。

⑧ 書きながら話す

どうしても通じないときは単語を書きながら話してみましょう。文字を見ると単語を理解できる場合が多いので、通じる確率が高くなります。メモ帳とペンは常に携帯しておくと良いですね。

特に中国人と話す場合は、漢字を見るとお互いある程度意味が通じるので大変便利です。中国人にとって日本語は学びやすい言語と聞いたことがありますが、同じ漢字文化というのは大きな理由のようです。

ちなみに会議などでもホワイトボードをうまく使いながら進めると、参加者の理解度はグーンと上がりますよね。

ジャパネットたかたの高田社長もおっしゃっていました。「話すときは口だけで話すのではない。手で話す、目で話す、顔で話す、体全体を使って話すと相手に伝わりやすくなります。」目で見て分かるように話すと言うのも大事なことです。

 

と、まぁ、思いつくままに書いてみました。そんなに難しいことを言っているわけではなく、改めて見てみるとごく当たり前のことと感じられるかと思います。ただ、慣れていないと、これらを同時に意識しないで行うことは少しストレスを感じるかもしれません。ですが、何事もある程度の訓練でストレス無くこなせるようになるものですので、興味がある人はちょっと試してみていただきたいと思います。

そして勘のいい人はすでに気づいていらっしゃると思います。

そう、これらは何も外国人と話すときに限ったことではなく、日本人同士の会話でも当てはまることなのです。

日本人同士でも、何を言いたいのかよく分からない人が時々いると思いますが、たいてい前述のどれかが極端にできていないケースが多いです。

自分の考えを相手に理解してもらうと言うことはコミュニケーション上とても重要なことだと思います。プレゼンテーションや会議などのビジネス上でもそうですが、普段の友人、恋人、家族との会話においても、自分が言いたいことを言いたいように話すだけではなく、聞く側の立場にたって話してあげるという気配りがあったほうが、人間としてかっこいいですね。

自分ができているとは思っていませんが、そういう人間になれるように努力はしているつもりです。「あなたは外国人より何言っているかわからない」と言われないように気をつけていきたいと思います。

以上、今回は、これまで書きたかったけどなかなか書くチャンスがなかったテーマについて書いてみました。
あぁスッキリした。

ではまた次回!

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