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Vol.5 中国での最近の流行

2010年8月10日発行

こんにちは、ゴビ太郎です。暑くなってきましたね。夏バテしないようにと思い、最近2週間で4回もうなぎを食べに行ってしまいました。

さてさて、今回のコラムは、最近ボクの周りで起こっている出来事などを参考に、流行っていること、これから流行りそうなことについて述べてみたいと思います。ちなみにボクはアナリストでも経済学者でもなんでもないので、緻密なデータに基づく分析や論文等を参考にした論理的検証などといった難しいことはまったく行っておらず、ただ単に日々の生活の中で、仕事仲間との会話やTV・新聞などのニュース、実際に目にして感じたことなどを整理してみただけですのであしからず。

ノリとしては、最近日本のテレビ朝日で深夜にやっている「お願い!ランキング」みたいな感じですね。勝手にランキングつけちゃうってやつ。ボクはこの番組が結構好きで、夜テレビつけてやっているとついつい見てしまいます(中国でも日本のテレビは見られるのです)。聞いたところによると結構視聴率が良いそうです。こういうのを考える人はすごいですね。

では、以下、最近の流行(ゴビ太郎が気になっていること)について述べてみます。

 

1. 電子書籍

まず第一にボクが注目しているのは電子書籍です。昨年くらいまではそれほど重要視していなかったのですが、今年になって何人かの知人から相次いで電子書籍についての話を聞かされ、今後ちょっと一つのキーになっていくのかなと感じています。

中国で働いていることの良さの一つに、グローバルに仕事をしている人と出会う確率が高く、結構大局的な視点からの情報を得やすいということがあると思います。今回の電子書籍に関する注目もそういうグローバルに動いて仕事をしている仲間からの情報が参考になっています。

ゴビーズの副社長タカハシもアマゾンのKindleを所有していて、いろいろと使ってみているようです。話題のiPadも「情報を見る」ための道具として作られているため、電子書籍を読むツールとしてもどんどん使われてくると思います。新しい電子製品には目がない副社長タカハシは当然iPadも日本で発売後すぐ購入し(しかも2台!1台は友人に頼まれたらしい)、現在研究にいそしんでいるようです。青島の喫茶店などに行くと、もしかしたら得意げにiPadをいじっている彼に出会えるかもしれません。

日本ではすでに携帯小説なんかも流行ったりしているみたいですし、大きい画面だけではなく、携帯電話などの小さい画面での読み物も十分ありえるのでしょうね。iPhoneやAndroidなどのスマートフォンは機械自体がすでに普及しているので、電子書籍の普及には間違いなく貢献していくと思います。コンテンツと配信方法さえ準備が整えば、小説などのしっかりした読み物はもちろん、雑誌や新聞などの情報中心の読み物を発信する上でも有効かもしれません。実際、日本経済新聞などは今年(2010年)の春から電子版の新聞を発行していて、通勤電車の中で携帯電話でニュースをチェックするなんていう人も出てきているようです。もちろん他の雑誌なんかもすでに電子版で発行されているものも多数あります。保管場所をとらないというのがいいですよね。ちなみにマンガ好きのボクはちょっと工夫してiPhoneでマンガを読めるようにしています。

 

2. Twitter

皆さんももうすでにご存知かと思いますが、「つぶやく」ってやつですね。ボクもTwitterの影響力はとても大きいと感じていて、使わないといけないかと思っていながら、実際にはまだ使えていません。中国からは基本的にTwitterのサイトにアクセスできないという理由もありますが、個人的にちょっと出遅れてしまって「いつから始めようかな」という感じの方が大きいですかね(もちろん中国からTwitterを行う方法はあります。詳しく知りたい方はゴビーズまでお問い合わせください。)。Twitterを使わなくてもmixiなどでもつぶやき機能があって、使っている人が多いようです。

ボクがTwitterのことを気にするようになったのは1年半くらい前かな。中国で知り合った友人が結構みんなやっていて、何がそんなに楽しいんだ?と思っていました。仕事柄IT系の人たちと出会う機会が多かったっていうのもあるんでしょうけど、日本とかと連絡を取ろうとするとこういうIT系のサービスは非常に便利ということがあって、意外と海外に住んでいる人同士のコミュニケーション手段から流行っいくなんていうこともあるかもしれませんね。ボクがFacebook(これも現在中国からはアクセスできません)と出会ったのも中国に来てからだし、そう言えば10年以上前にMSNメッセンジャーとかICQが流行り出したときもボクが海外にいたときだったなぁ。

いずれにしても現在ではTwitterのようなつぶやきはすでに個人の自己満足の域を超えて、ブログなどと同様にビジネス上でも大きな影響力を持っていると考えたほうが良いと思っています。実際ボクのIT系の友人では「仕事はほとんどブログとTwitterを通して受注している」なんていうすごい人もいます。中国が物理的に広いということもあったり、IT系の人たちはこういうツールを使うのに慣れているということもあるのでしょうけど、中国以外でも、または他の業種でも、利用価値があるような感じはします。

ゴビーズとしてはこれらのツールをうまく業務に活かせるように、少し使ってみながら注目していきたいと思います。

 

3. インターネット上での商取引

電子商取引、いわゆるEC(Electronic Commerce)のことなんですが、中国でもインターネットを使ったモノの売買は相当盛んに行われていると思います。皆さんも良く耳にする中国の代表的ECサイト「タオバオ(淘宝網)」はもともと取引高で世界的にトップクラスだったんですが、つい先日2010年5月10日Yahoo!ショッピングと提携したことによって世界最大のEC市場を作り出しました。

タオバオだけではなくても、ユニクロの通販サイトで買い物をしている人も良く見かけますし、他にもおもちゃを買ったり、飛行機のチケット・ホテルの予約、銀行業務をインターネットで行ったりする人はとても多いはずです。日本人の皆さんの中にもいつも使っている人はたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?

日本ではすでに数年前から当たり前になってきているこれらのことが、中国でも同様に当たり前になりつつあるわけですが、ボクが注目するのにはわけがあって、若干日本と異なる背景があると思うからです。

まず一つは規制の問題です。中国でECサイトを構築するのは日本ほど簡単ではありません。技術的にではなく、制度的に。商売の許可や、インターネットで売買する許可が必要など、インターネットに関しては中国当局が結構目を光らせてチェックしています。特に外資系企業には厳しく、そのため欧米企業や日系企業などノウハウは持っているにもかかわらず、サイト構築、事業展開がなかなかできない会社は多いはずです。そのような意味で現在中国ですでにEC分野で展開している外資企業は相当な苦労をした上で、先行優位性を勝ち取っていると言えると思います。規制がたくさんあって事業展開が難しいにもかかわらず、実際にすでにやっている会社・人がいるという点が、ボクがちょっと注目してみたい理由の一つです。これからどんどん多くの企業が参入するはずです。今度こそ出遅れないように今からチェックしておかないといけないかなと。

第二に中国の土地の広さに注目しています。日本とは比べ物にならないくらい広いんですよね。そうなるとインターネットで良いものが買えるのであれば、実際の店に行って買い物をするより楽ですよね。品物はどうしても都市に集中してしまいます。田舎の人たちが購買力をつけてきたとき、都市まで行かずにインターネット上で買い物ができるとしたら、きっと流行ると思うんですよねぇ。流通網もかなり整備されてきたって聞きますし、これからは沿岸部や大都市だけでなく、地方都市へもアプローチする方法としてインターネットは有効だと思うんですよねぇ。早く仕組みを作っておかなければ!

第三に通信速度の問題があります。日本では光ファイバー網が発達して家庭でも1Gbps(1000Mbps)とか使える環境にあるようですけど、中国ではまだまだそんな便利な環境ではなくて、会社でも5Mbps未満というところがほとんどだと思います。政府としてはこれから通信速度を上げることを政策の一つにしているようなので、回線スピードが上がればさらに快適にインターネットを使えるようになって、ますます利用者増えることが予想されます。そういう意味でまだまだ成長の可能性がある市場だと思うんですよね。先に取り掛かっておかないと!

中国のインターネット人口が4億4千万人を超えたと言われる現在、インターネットでモノを買うユーザは間違いなく増えていると思われます。アナログでの商取引が重要なのは当然ですが、この電子上での商取引も無視できないと思われます。そう考えたときの課題は、その大きな市場に対してどのような仕組みを使って売っていくかでしょう。ゴビーズでももう少し研究して、近いうちに研究の成果を皆さんに公開していきたいと思います。

 

4. エコ

環境への配慮ですね。中国と言えば排気ガスががんがん出ていて空気が汚く、汚水は垂れ流しで、お金になりそうなこと優先で環境なんて二の次三の次、と言うようなイメージあるかもしれません。ま、当たらずといえども遠からずと言うところなんですけど。一方で世界の目を気にしているのか国を挙げて環境保護へ取り組もうとしている姿勢は結構見られます。新聞やニュースレベルですけどね。上海万博でもテーマの一つになっているようですし。

当然普段の個人レベルの生活までにはまだまだ落ちてきていませんが、中国は国がやるといったら、その後は結構早いので、意外と早く環境保護への取り組みもできてくるかもしれませんね。

全体的に見ると今は経済発展を優先させる傾向が強く、土地開発に力を入れ、新しくて見栄えの良い建物をどんどん建てるといったように、ハード重視で社会が動いている感じがします。ただ、その一方で世界的に見て環境保護は避けられないわけで、中国も先進国に追いつこうと努力していくことになるのは必至です。そう考えると、やはり今から環境を意識した取り組みを事業として行っていける会社は成長するような気がしますね。個人の所得が上がれば上がるほど、安全、安心などの欲求が出てくると思います。

日本には技術力がありますからね。きっと環境の分野でも中国で活躍される日系企業がたくさん出てくると信じています。ゴビーズも何か関われることがないか注意していきたいと思います。それ以前に、個人レベルでも環境保護に対してできることやっていかないといけませんね。最近はすっかり中国に慣れてごみの分別の仕方を忘れつつありますし、食べ放題とかで食べきれないほど頼んでしまうことなんかもよくあります。気をつけようっと。

 

今回のコラムはちょっと長くなってしまいましたが、ゴビ太郎が最近気になることを書いてみました。いつもは明日食べるお金を稼ぐことで頭がいっぱいなんですけど、事業展開していく人間の一人として、時々時代の大局なんかも自分たちなりに感じられるようになっていきたいです。がんばります!

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