役立つ情報がわかりやすく手に入る

Vol.33 事件は現場でおきてるんだ!

ゴビーズ通信
【海外ビジネス攻略法】
2012年10月号

中秋節&国慶節快楽!ゴビ太郎です。中国で仕事をしている方々の中には、日本の親会社からの出向で現地に駐在している方も多いと思います。そんな方々が共通して抱いている悩みの中で、恐らくトップ3に入るのではないかと思われるのがコレ、「日本の親会社とのコミュニケーション」です。「ココ中国の「現場」側と日本の「本社」側の情報量に差がありすぎて、ある種の温度差やギャップが発生するワケです。それら情報の中には、現地での習慣・ルール・文化・流行・歴史・政治・社会構造・問題に対しての重要度・対応の緊急度……など、様々なものが含まれます。当然現場の方が情報量は多いワケで、現地ではそれらの情報に基づいて、適時、適切な判断を行わなければなりません。仕方がないと言えば仕方がないのですが、日本の親会社は現場でのリアルな情報を得るには限界があり、どうしても限られた情報の中で、ある程度の推測をしながら現地とコミュニケーションを取らざるを得なくなります。では……そのような状況下でどういうことが起こるのか?皆さん、すでにご経験されていらっしゃるでしょうか。現地駐在員は「親会社は何も分かっていない!分かってくれない!」と居酒屋さんで愚痴をこぼすことになります。ツライ!

では、「親会社との衝突」に対して、策はあるのでしょうか。ボクたちも自身の経験を踏まえてちょっと考えてみました。その結果、残念ながら「コレだっ!」という解決策は見つかっていませんが、問題を小さく済ませる方法は分かったような気がしています。その方法とは……ズバリ「そういうもんだ」と割り切るコト。以前にも『ゴビ通』内でも書きましたが、人間はついつい相手に期待してしまいがちで、かつ相手が自分の期待に応えてくれないとイライラしてしまうものなのです。つまり「親会社はなぜ分かってくれないんだ!」と考える理由は、「親会社なら分かってくれるはずだ」という期待の裏返しなのではないでしょうか?だから、親会社が現地の意向とは異なる決断を下し、自分たちの期待が裏切られる時に「イラッ」としてしまうワケです。 そこで、その種のイライラを解消する方法として、ボクたちが特に提案したいのが前述の通り、「親会社は現地のコトを分からないものなんだ」って割り切るコトなんです。「そりゃあ、情報量が違いすぎるんだもん」と割り切って考え、親会社に理解してもらうことを最初から期待しないやり方です。現地からすれば、見当外れな指示がやって来たり、自分の意見がまったく聞き入れてもらえてなかったりすると、大きなストレスになると思います。でも、それが自分たちのミッションだと、自分も割り切って考えてみてください。つまりは、そういう環境の中で、求められている目的を達成するのが皆さんの仕事です。サラリーマンである以上、どの部署にあっても、このような厳しい環境は多かれ少なかれあると思います。親会社の説得にエネルギーを消費するのか、それとも与えられた環境の中で解決法を探してみるのか、それこそが自分たちの手腕の見せどころです。

ゴビーズは中国で闘うサラリーマンを応援しています。精神的に窮屈な環境でお悩みの皆さん、ぜひお話を聞かせてください。「現場の力、見せてやりましょう!」、「事件は日本で起きているんじゃない、現場で起きているんだ!」

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