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Vol.30 おとなりの工場のヒ・ミ・ツ

ゴビーズ通信
【海外ビジネス攻略法】
2012年7月号

こんにちは。ゴビ太郎です。ゴビーズでは、今年に入ってからの約半年、精力的に各工業園の工場様にお邪魔させていただいてきました。50社以上の工場を訪れて気づいたコトは生産性を上げる努力や工夫が感じられる工場には「ある共通点」があったというコトです。今回はその共通点をご紹介したいと思います。結果的に「工場全体の生産性を上げたい=作業員(社員)一人一人の生産性を上げる」」というコトなのですか、具体的にどうすれば良いのでしょうか?ポイントはズバリ2点です。

まず1点目は「作業員個人の成果を、本人の待遇に反映させる」コトです。つまり「成果が上がれば給料はUP、成果が下がれば給料はDOWN」的な仕組みを作るワケです。積極性を生み出すためには、使命ややりがいなんて曖昧なモノより、やっぱり現金が効果的!まさに現金な話です(笑)。

2点目は、「作業員の成果を測る際に、なるべく細かく測る」」コトです。漠然とした数字ではなく、細かな数字で管理をするというコトになります。計算する側、査定する側も大変ですが、そうするコトでやっかみから来る不公平感が解消され、不満も減ります。管理の上手な工場ほどより細かい単位で管理する体制ができあがっています。

A工場では、作業員1人あたりの生産量を1日単位で管理していました。また、B工場では1チーム(40〜50人)の生産量を1時間単位で管理していました。測る単位は生産する製品によって異なるとは思いますが、作業員数と時間がキーになりそうですね。つまりは「社員一人一人の仕事をより細かく評価して、その頑張りを直接お給料に反映する」— —大きなポイントはこの2点だけなんです。考え方はいたってシンプル!でもこの仕組みを作るのは、決して口で言うほど簡単ではありません。では、そのコツをご紹介!

まずは、会社としての重要な指標、つまり目標を決めてしまいます。「生産量を増やしたい!」、「不良品を減らしたい!」、「生産時間を短縮したい!」……各工場で目指す理想は異なりますよね。ですから自分の工場では、何が目標なのかを再確認しましょう。次にその目標を、作業員レベルまで細分化して(掘り下げて)、どうやって測ればいいのかを考えてみましょう。測る単位はできる限り小さい方が効果的です。そして最後に作業員の成果が給料に結びつくような給与体系を考えます。成果の測り方、給料への結びつけ方を間違えてしまうと、作業員は会社の意図とは異なる方向に頑張ってしまうコトになっちゃいますので、慎重に議論して下さい。一度その方法を採用してしまってからの撤回は難しいので、様々なケースを想定しながら、予めしっかりとシミュレーションを行いましょう。

面倒な作業も多いのですが、高い生産性を実現している工場ではすでにこれらを実行されています。ご賃金や原価の高騰に悩まされている工場経営者、工場管理者の皆さん!今こそ生産性UPのために、社内制度を見直すチャンスかもしれません!

ゴビーズでは社内改善支援サービスの一環として、このような制度構築も支援しています。何とかしたいとお困りの皆様、ご連絡お待ちしております。

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